フットケアについて
糖尿病の方が足を切断したって話を聞いたことがありますか?
なぜ糖尿病の方が足を切断することになるのでしょうか?
その原因は3つ
1、糖尿病の合併症のひとつである神経障害があると足の傷の痛みがわからないため傷の発見が遅れることがあります。
2、動脈硬化があると傷を治すための栄養や薬が傷まで届きにくくなることがあります。
3、血糖値が高い状態だと菌と戦う力(免疫力)が弱くなり、感染症にかかりやすい状態になります。
上記の3つが重なり、足の傷から感染、そして傷がなおりにくく重症化し、切断となることがあります。
しかし、糖尿病の方が皆、足に傷を作ってしまうと切断となるわけではありません。
傷を作らないように予防し、傷を早く見つけて治療することで重症化を予防することが出来ます。
当院でも、糖尿病の方の足を守るために
・ 足の神経障害のチェック
・ 足の傷を作らないためのコツをご提案
・ 足の状態をチェックし、胼胝(たこ)、鶏眼(魚の目)などがあれば、適切な処置
などを行っています。
足のことで相談があれば、遠慮なく医師はもちろん、スタッフに相談ください。