新しい肺炎球菌ワクチン「キャップバックス®(PCV21)」のご案内

新しい肺炎球菌ワクチン「キャップバックス®(PCV21)」のご案内

肺炎は、日本の成人における主要な死因の一つです。

当院では、従来のワクチンよりもさらに広い範囲の菌をカバーし、長期間の予防効果が期待できる最新の肺炎球菌ワクチン「キャップバックス®(PCV21)」の接種を開始いたしました。

 

キャップバックス®(PCV21)の3つの特徴

1. 「1回」で長期間の免疫をキープ

これまでの主流だった「ニューモバックス®NP」は、数年で免疫が低下しやすい課題がありました。キャップバックス®は結合型(コンジュゲート)ワクチンという仕組みを採用しており、体内に「免疫の記憶」を作るため、原則1回の接種で長期にわたる予防効果が期待できます。

 

2.高い原因菌のカバー率(約80%)

現在確認されている肺炎球菌の中でも、特に成人が重症化しやすいタイプ(血清型)を幅広く網羅しています。

  • 重症化の原因菌カバー率: 従来の約50%から約80%へ大幅に向上。
  • これまで防ぎきれなかった8種類の菌に対しても、新たに予防が可能になりました。

 

3. スケジュールがシンプルに

これまでは「2種類のワクチンを組み合わせる」などの複雑な計画が必要な場合もありましたが、キャップバックス®はこれ1本で広範囲をカバーできるため、何度も打つ負担を軽減できます。

 

<肺炎球菌ワクチンの比較表>

特徴

キャップバックス® (PCV21)

ニューモバックス® (PPSV23):従来ワクチン

種類

結合型ワクチン(免疫が長持ち)

多糖体(免疫が低下しやすい)

重症化カバー率

約80%(最多)

約51%

接種回数

原則1回

5年ごとの再接種が必要

位置づけ

任意接種

定期接種(65歳など)の対象

 

接種対象となる方

  • ・65歳以上の方
  • ・持病をお持ちの方(心臓病、糖尿病、腎臓病など)
  • ・呼吸器疾患のある方(喘息、COPDなど)
  • ・免疫機能が低下している方(ステロイドや抗がん剤治療中の方)

 

接種スケジュール

現在の状況に合わせて、最適なタイミングをご案内します。

    • ①まだ一度も打っていない方

    まずは公費助成が受けられる「定期接種 ニューモバックス(PPSV23)」をベースに検討します。より高い予防効果を希望される場合は、キャップバックス(PCV21)の単独接種や組み合わせも可能です。

    •  
    • ②過去に「ニューモバックス(PPSV23)」あるいは「プレベナー」を打った方

    前回の接種から1年以上空けて、キャップバックス(PCV21)を打つことで免疫をより強固にできます。

 

【2026年4月以降の制度変更について】 2026年4月より、65歳の定期接種で使用されるワクチンが見直される予定です。当院では常に最新の情報に基づき、患者様一人ひとりに最適な接種時期をご提案いたします。

費用

  • 14,000円(税込)

 

副反応について

体内で免疫を作ろうとする反応として、以下の症状が出ることがありますが、多くは数日以内に自然に回復します。

  • 局所反応: 接種した場所の痛み(3〜4割の方)、腫れ、赤み
  • 全身反応: だるさ、頭痛、筋肉痛、微熱 ※症状が強い場合や長引く場合は、お気軽に当院へご相談ください。

 

ご予約・ご相談は、お電話または受付窓口までお申し付けください。

2026年01月20日